8月29日、主人が旅立ってから3年目を迎えます。

あの日から、もうすぐ2年。

長かったような、あっという間だったような……
振り返ると、本当にいろいろなことがあった2年間でした。

主人がいなくなってから考える時間も無く「ヘアーサロンすずらん」を続けてきました。最初の頃は、とにかく必死でした。

私にとって主人は、理容師として先輩。
技術も知識も経験も、まだまだ私より先を歩いていました。

だから、主人がやっていたようにやらなきゃ。
主人の技術に追いつかなきゃ。

そんな気持ちで、毎日の仕事に向き合っていました。

でも、どんなに頑張っても主人と同じにはできない。

それが悔しくて、「私はまだまだなんだ」と思うこともありました。

そんな私を支えてくれたのは、毎日来てくださるお客様でした。

「今の方が好き」
「前より満足しているよ」
「丁寧にやってくれて嬉しい」

そんな言葉をいただくたびに、少しずつ気持ちが変わっていきました。

主人と同じでなくてもいい。
主人には主人の技術があり、私には私の仕事がある。

そう思えるようになったのです。

今でも主人のことを思い出すことはたくさんあります。
主人が使っていた道具や、仕事をしていた姿。
そして今も、主人の鋏を手にするたびに、そばで見ていてくれるような気がします。

主人が築いてきた「すずらん」を大切に守りながら、
これからは私らしい仕事で、お客様に喜んでいただけるお店にしていきたい。

それが、今の私の目標です。

この2年間、ここまで歩いてこられたのは、家族や周りの方々、そして何より、変わらず「すずらん」に足を運んでくださるお客様のおかげです。

温かい言葉をかけてくださった皆さま、本当にありがとうございます。

主人もきっと、どこかで見守ってくれていると思います。

「もう俺と同じじゃなくていいよ」って、笑って見ていてくれていたら嬉しいな。

これからも、主人から受け継いだものを大切にしながら、
私らしく、一歩ずつ。

これからも「ヘアーサロンすずらん」をよろしくお願いいたします。